ペットがいると家族の会話が3倍に増える説、うちで検証してみた

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うちに犬が来てから、リビングに人が集まるようになった。

前は夕飯が終わったら各自バラバラに自分の部屋に戻っていたんだけど、最近は誰かしらがソファに残ってる。別に特別な用事があるわけじゃない。ただ、柴犬のモモが床でごろごろしてるのを眺めてたら、なんとなく席を立つタイミングを逃すというか。で、気づいたら父親が「今日モモが散歩中に側溝の蓋の隙間に足を挟んでさ」とか話し始めて、母親が「えー、大丈夫だった?」って食いついて、妹が動画撮ってたやつをテレビに映して。そんな感じで夜の9時が10時になってる。

ペットを飼う前、正直そこまで家族の時間が増えるとは思ってなかった。

犬の世話は当番制にしようって最初に決めたんだけど、実際には誰がやるとか関係なくなってる。朝の散歩は父親の担当のはずなのに、私も妹も起きてきちゃうし、ご飯の準備してる母親のところに全員が集まってくる。モモが食べてる姿をみんなで囲んで見守るっていう、冷静に考えたら謎の儀式みたいなことを毎日やってる。「今日も完食だね」「食欲あるね」とか、まるで赤ちゃんの離乳食を見守る親みたいなテンションで。

面白いのは、ペットを介すると普段話さないようなことまで話すようになることだと思う。父親なんて昔は仕事の話しかしない人だったのに、最近は「犬って夢見るのかな」とか「モモは俺のこと家族だと思ってるのかな」とか、哲学的なことを言い出すようになった。母親は母親で、スマホで犬の健康情報を調べまくって、夕飯時に「ブロッコリーって犬に良いらしいよ」とか突然言ってくる。私たち人間の食事の栄養バランスより、モモの食事内容の方が詳しく管理されてるんじゃないかって気がする…。

そういえば先週、妹が友達を家に連れてきたときのことなんだけど。

その友達がめちゃくちゃ犬好きで、モモと遊んでる間ずっとキャーキャー言ってて。で、妹が「うちの家族、モモの話しかしないんだよね」って苦笑いしながら言ってたのを聞いて、ああ本当にそうだなって思った。LINE の家族グループも、開いてみたら8割くらいモモの写真と動画で埋まってる。「今日のモモ」「寝てるモモ」「変な顔のモモ」みたいな。既読はつくけど、誰もリアクションしないっていう不思議な空気感。でもたまに父親が「👍」だけ送ってきたりする。

休日の過ごし方も変わった。以前は家族で出かけるなんてほとんどなかったのに、今は「モモを連れていける場所」っていう基準で行き先を決めるようになった。ドッグラン併設のカフェとか、ペット可のショッピングモールとか。この前行った「わんわんテラス」っていうカフェは、人間のメニューよりも犬用のメニューの方が充実してて笑った。モモは犬用のパンケーキを食べて、私たちは普通のコーヒー飲んでただけっていう。主役が完全に逆転してる。

ペットがいると、家族の中での役割分担も自然と生まれてくる気がする。父親は散歩担当で体力仕事、母親は健康管理と食事、私はブラッシングとか爪切りとかのケア、妹は遊び相手兼SNS担当。誰が決めたわけでもないのに、いつの間にかそうなってた。で、それぞれが自分の担当のことを報告し合うから、会話のネタが尽きない。「今日の散歩で会った犬の話」「トリミングサロンで聞いた情報」「インスタで見つけた便利グッズ」とか。

正直、ペットを飼う前は「世話が大変そう」「お金かかりそう」っていう不安の方が大きかった。実際、大変だしお金もかかる。でも、それ以上に家の中の空気が変わったっていうのが一番大きい。誰かがイライラしてても、モモが寄ってきたら自然と表情が緩むし、喧嘩しそうな雰囲気になっても「モモが心配そうな顔してる」とか言って笑いに変わる。ペットって、家族の潤滑油みたいな存在なのかもしれない。

夜、モモが私の部屋に来て足元で丸くなって寝るときがある。その寝息を聞きながら、ああこの子がいる生活が当たり前になったんだなって思う。

家族でペットと暮らすって、結局のところ共通の「好き」を持つことなんだと思う。みんながモモのことを好きで、モモの幸せを願ってて、だからこそ自然と協力するし、話すことも増える。ペットを中心に家族が回るって、言葉にするとちょっと変だけど、悪くない…いや、むしろすごくいいかもしれない。

組織名:株式会社スタジオくまかけ / 執筆者名:UETSUJI TOSHIYUKI

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