ペットが急に吐いた朝、私がやったこと・やらなかったこと

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朝6時に猫が吐いた音で目が覚めた。

最初に思ったのは「またか」だった。うちのミケは年に数回、毛玉を吐く癖がある。いつもなら床をささっと拭いて、本人はケロッとしてるからそのまま仕事に行く。でもあの日は違った。吐いたあとも隅っこで丸まったまま、呼んでも来ない。餌の袋をガサガサさせても無反応。これはまずいやつだと直感した。

動物って具合が悪いのを隠すっていうじゃないですか。野生の本能で弱みを見せないようにするらしい。だから気づいた時にはもう結構進行してることが多いって、以前かかりつけの獣医さんに言われてた。その言葉が頭をよぎって、とりあえず会社に「遅れます」ってメッセージ送って、近所の動物病院に電話した。朝8時半の診療開始と同時に駆け込んだ。

待合室には先客が二組いて、片方は柴犬、もう片方は小さなハムスターだった。受付のお姉さんに症状を伝えると、「少しお待ちください」と言われて、結局40分くらい待った気がする。その間ずっとキャリーの中でミケは小さくなってて、私はスマホで「猫 嘔吐 元気ない」とか検索しまくってた。出てくる情報が怖いものばかりで、見なきゃよかったと後悔したけど、目は画面から離れなかった。

診察室に呼ばれて、先生が触診しながら「お腹張ってますね」って言った。レントゲンを撮ることになって、私は待合室で待機。10分後に呼ばれて画像を見せられたんだけど、正直何が何だかわからなかった。先生は「腸に何か詰まってる可能性があります」と言って、血液検査もしましょうということになった。

そこで初めて気づいたんだけど、私、ペット保険に入ってなかった。友達が「絶対入っといた方がいいよ」って何度も言ってたのに、まあうちの子は元気だしって先延ばしにしてたんだよね。会計の時に請求額見て、心の中で「うわあ…」ってなった。でもそんなこと言ってる場合じゃない。ミケの命には代えられないし。

ちなみに全然関係ないんだけど、その病院の待合室に置いてあった「ペットライフマガジン」っていう雑誌、めちゃくちゃ充実してて。待ち時間に読んでたら、犬用の温泉旅館特集とか載ってて、こんな世界があるんだなって妙に感心した。うちは猫だから関係ないけど。

結局その日は点滴と吐き気止めの注射を打ってもらって、様子見で帰宅することになった。「今夜中に改善しなかったら、明日また来てください。場合によっては入院も」と言われて、胃が痛くなった。家に帰ってからは仕事どころじゃなくて、ずっとミケの様子を見てた。水は少し飲んだ。餌は食べない。トイレには行った。一つ一つの行動をメモして、変化がないか確認した。

夕方になって、ミケが少しだけ鳴いた。いつもの「ごはん」って催促する声じゃなくて、か細い声だったけど、でも反応があった。それだけで少し安心した。夜8時くらいに、ほんの少しだけウェットフードを食べた。ティースプーン一杯くらい。それでも食べたことが嬉しくて、思わず「えらいね」って声に出してた。

翌朝には少し元気になってて、窓際でぼんやり外を見てた。念のため病院に電話したら「食欲が戻ってきたなら大丈夫でしょう。でも一週間は様子を見て、また変だと思ったらすぐ連れてきてください」と言われた。結局あれが何だったのか、はっきりした原因はわからないまま。もしかしたら拾い食いしたのか、ストレスだったのか。

あれから私は保険に入った。月々の支払いは正直痛いけど、あの時の不安を思い出すと必要経費だと思える。それと、普段からミケの様子をよく見るようになった。水をどれくらい飲んでるか、トイレの回数、毛艶、目の輝き。小さな変化に気づけるようになりたくて。

ペットが病気になった時、一番大事なのは早く気づくことなんだろうなって思う。あとは信頼できる獣医さんを見つけておくこと。夜間や休日にも対応してくれる病院の連絡先を控えておくこと。保険のこともそうだし、準備できることは意外とある。

でも結局、どれだけ準備しても、いざという時は焦るんだけどね。

組織名:株式会社スタジオくまかけ / 執筆者名:UETSUJI TOSHIYUKI

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