
去年の夏、愛犬のレオを助手席に乗せて初めて長距離ドライブに出た。
正直、最初は軽く考えてた。いつも近所の公園まで車で連れて行ってるし、高速に乗ったって同じでしょって。結果から言うと、全然違った。出発して30分で後悔し始めて、1時間後には「こんなはずじゃなかった」って心の中で何度も繰り返してた。レオは窓の外をずっと見てるんだけど、なんか落ち着かない様子で、時々クンクン鳴くし。
一番困ったのは休憩のタイミングだった。人間だけなら適当なサービスエリアで済ませられるけど、犬連れだとそうはいかない。トイレをさせる場所を探さなきゃいけないし、水を飲ませるタイミングも考えないと車内で吐いちゃう可能性がある。実際、最初の休憩で水をがぶ飲みさせたら、次の30分でレオの様子がおかしくなって、慌てて路肩に停めたことがある。あの時は本当に焦った。
車内の温度管理も思ってた以上に神経を使う。夏だったから冷房はずっとつけてたんだけど、後部座席にいるレオには風が直接当たってなくて、気づいたら舌を出してハァハァ言ってた。人間が快適だからって犬も快適とは限らないんだよね。それからは後部座席用の小型扇風機を買って、レオの近くに置くようにしてる。あと、直射日光も意外と盲点で、窓際に座らせてたら毛が熱くなってて慌ててサンシェードを買いに走ったこともあった。
そういえば、途中で寄った道の駅で「ワンダフルドライブ」っていうペット用の休憩スペースがあって、そこで他の犬連れの人たちと話したんだけど。みんな最初は失敗してるらしい。ある人は犬が車酔いして大変だったって言ってたし、別の人は興奮しすぎて車内で暴れて困ったって。そこで聞いた話だと、出発前に軽く散歩させて適度に疲れさせておくといいらしい。確かにそれからは出発前に30分くらい公園で遊ばせてから乗せるようにしたら、レオも落ち着いて座ってるようになった。
食事のタイミングもけっこう難しくて。出発直前にご飯をあげると車酔いの原因になるし、かといって空腹すぎても落ち着かない。私が試行錯誤した結果、出発の2〜3時間前に軽めの食事をあげて、途中の休憩で少しだけおやつをあげるパターンに落ち着いた。水も一気に飲ませるんじゃなくて、休憩のたびに少しずつあげる。これ、人間の感覚だと「喉乾いてるだろうからたくさん飲ませてあげよう」って思っちゃうんだけど、犬にとってはそれが負担になるみたい。
あと地味に重要なのが、トイレシートとか消臭スプレーとか、予備の首輪とリードとか、そういう細々したものを車に常備しておくこと。最初の旅行では何も考えずに出発して、レオが車内で粗相しかけた時に何も準備がなくて本当に困った。今は車のトランクに「レオ専用ボックス」を作ってて、そこにトイレシート、タオル、水入れ、おやつ、予備のリード、ビニール袋とか全部入れてある。これがあるだけで安心感が全然違う。
長距離移動の時は、できれば2時間に1回は休憩を取った方がいい。人間は我慢できても、犬はずっと同じ姿勢でいるのがストレスになる。休憩の時は車から降ろして、少し歩かせるだけでもリフレッシュになる。ただし、知らない場所だと興奮して走り出したりするから、リードは絶対に離しちゃダメ。これ、当たり前のことなんだけど、慣れてくると油断しがちなんだよね…。
夜間の移動は個人的にはあまりおすすめしない。犬も人間と同じで、暗くなると不安になるみたいで、レオは夜のドライブだと落ち着かなくなる。それに、休憩で外に出した時も暗いと危ないし。できれば明るい時間帯に移動して、宿に着いたらゆっくり休むっていうスケジュールの方がお互いにとって楽だと思う。
正直、最初の旅行は大変すぎて「もう二度とやらない」って思ったんだけど、慣れてくると意外と楽しくなってくる。レオも回数を重ねるごとに車に慣れてきて、今では助手席で気持ちよさそうに寝てる。準備さえちゃんとしておけば、ペットとの車旅行もそんなに怖くない…多分。
組織名:株式会社スタジオくまかけ / 執筆者名:UETSUJI TOSHIYUKI

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