ペットがいる暮らしって、正直こんなに変わるとは思わなかった

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犬を飼い始めたのは去年の4月で、それまでの我が家とは完全に別世界になった。

リビングのソファに座ってると、必ず誰かが「あ、散歩行く?」って声をかけてくる。夕方5時過ぎになると、娘が学校から帰ってきて真っ先に玄関で靴も脱がずに「ただいまー!」ってゴールデンレトリバーのハチに抱きつくのが日課になってて、私はいつも二番目。まあ、それはそれでいいんだけど。ハチが来てから、家族の会話が明らかに増えた。「今日ハチがさ」で始まる話題が食卓に並ぶようになって、息子なんて以前は自分の部屋にこもりっぱなしだったのに、今じゃハチの散歩当番を自分から買って出るようになった。

朝6時半。

誰よりも早く起きるのはハチで、そのあと夫が起きて、私が起きて、最後に子どもたち。以前は各自バラバラのタイミングで起きてたから、朝ごはんも個別対応みたいな感じだったんだけど、今は全員が揃う。ハチのごはんを準備する音が家族を起こすアラームになってて、気づいたらみんなリビングに集まってる。夫がハチの水を替えて、娘がブラッシングして、息子が「今日の散歩俺が行く」「いや今日は俺」みたいな謎の争奪戦を繰り広げてる光景が、もう普通になった。

そういえば先週、夫の実家に帰省したときにハチも連れて行ったんだけど、義母が「あら、この子いい子ねえ」って言いながらずっと撫でてて。義母と夫の会話って普段そんなに弾まないんだけど、ハチの話題だと二人とも饒舌になるのが面白かった。「この犬種は賢いのよ」「そうそう、うちの近所にもいてさ」みたいな感じで、ペットって人間関係の潤滑油にもなるんだなって思った。ちなみに義母の家の近所の犬はコーギーらしいんだけど、それってゴールデンレトリバーと全然違うよねっていう心の中のツッコミは飲み込んだ。

休日の過ごし方も変わった。以前は各自が好きなことをして過ごしてたんだけど、今は「ハチをどこに連れて行くか」が週末の最大のテーマになってる。近所のドッグランに行ったり、ペット同伴OKのカフェを探したり、川沿いの遊歩道を歩いたり。この前見つけた「わんわんテラス」っていうカフェは、テラス席で犬も一緒に座れて、娘が「ここ最高じゃん!」って大興奮してた。私もアイスラテ飲みながらハチが他の犬と遊んでるのを眺めてたら、なんか幸せだなあって思った。単純だけど。

夜になると、ハチはリビングの真ん中で寝転がってて、その周りに家族が自然と集まってくる。テレビを見てる人もいれば、スマホいじってる人もいるし、宿題してる人もいるんだけど、みんな同じ空間にいる。以前は各自が自分の部屋にこもってたから、こんな光景は考えられなかった。ハチの寝息が聞こえてきて、娘が「かわいい」ってつぶやいて、息子が「明日の散歩どうする?」って聞いてきて、夫が「天気よさそうだから朝早く行くか」って答える。そんな何気ない会話が、今の我が家の日常になってる。

正直、ペットを飼うのって大変だと思ってた。世話もあるし、お金もかかるし、旅行も制限されるし。実際その通りなんだけど、それ以上に得られるものが大きかった。家族がひとつの方向を向くようになったというか、共通の話題ができたというか。ハチの体調が悪いときは全員が心配するし、元気に走り回ってるときは全員が笑顔になる。そういう感情の共有が、自然と増えた。

散歩から帰ってきたハチの足を拭くのは、いつも娘の仕事。タオルを濡らして、一本ずつ丁寧に拭いてる姿を見てると、責任感が育ってるんだなって感じる。息子も以前より優しくなった気がする。ハチに話しかけるときの声のトーンが、明らかに柔らかい。

ペットがいる生活って、こんな感じ。劇的に何かが変わるわけじゃないけど、日常の中に小さな幸せが増える。それだけのことなんだけど…まあ、悪くない。

組織名:株式会社スタジオくまかけ / 執筆者名:UETSUJI TOSHIYUKI

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