ペットと車で旅に出る前に知っておきたかったこと

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去年の夏、愛犬のマロと初めて車で長距離旅行に出た。

準備万端のつもりだった。ネットで調べた情報を印刷して、ペット用のドライブシートも買って、水入れも新調した。でも実際に高速道路を2時間走ったあたりで、マロが後部座席でゲボッとやらかして、そこから地獄のドライブになったんだよね。あの日の自分に教えてあげたいことが山ほどある。

まず出発の6時間前からは餌をあげちゃダメ。これ本当に大事。私は朝8時出発だからって、いつも通り7時に朝ごはんをあげちゃったんだけど、車の揺れと満腹感で犬の胃袋は最悪のコンディションになる。空腹でかわいそうって思うかもしれないけど、車内で吐かれる方がよっぽど犬も人間も不幸になる。サービスエリアの洗車場で必死にシートを洗ってる自分の姿、今思い出しても泣けてくる。

休憩のタイミングも完全に読み違えてた。人間の感覚で「そろそろトイレ行きたいな」って思ったときにはもう遅い。犬は我慢できる時間が私たちより短いし、慣れない環境だとストレスでさらに頻繁にトイレに行きたくなる。理想は1時間に1回、最低でも1時間半に1回は車を止めて外に出してあげる必要がある。

そういえば途中で寄った道の駅で、同じように犬連れの家族がいてさ。その人たちの犬、めちゃくちゃ落ち着いてるわけ。聞いたら「ドライブ用の薬を動物病院でもらってる」って言ってて。え、そんなのあるの?って衝撃だった。車酔いしやすい子には、獣医さんに相談すると酔い止めみたいなのを処方してくれるらしい。知らなかった…

温度管理も甘く見てた。夏場のエアコン、人間が快適だと思う温度設定じゃ犬には暑すぎる。特に後部座席は前席より風が届きにくいから、いつもより2度くらい低めに設定しておいた方がいい。マロは暑がりなゴールデンレトリバーだから、途中でハァハァ言い出して焦った記憶がある。冬は冬で、暖房つけすぎると乾燥して喉が渇くし、犬って自分で「暑い」って言えないから、こっちが気を配るしかない。

持ち物リストで一番後悔したのは、タオルを3枚しか持っていかなかったこと。最低でも5枚は必要。吐いたとき用、よだれ用、足拭き用、予備、さらに予備。ウェットティッシュも箱ごと持っていくべきだった。あと、ビニール袋も大量に。ゴミ用じゃなくて、汚れたものを密閉するための厚手のやつ。100均で売ってるチャック付きの袋が本当に役立つ。

ペット用のシートベルトハーネスっていうのも買ったんだけど、これが意外と難しい。マロは最初すごく嫌がって、装着するのに15分くらいかかった。家で何度か練習しておけばよかったって思った。いきなり旅行当日に初めて着けようとしても、犬は混乱するだけ。できれば1週間前くらいから、近所への買い物とかで慣らしておくといい。

水分補給のタイミングもコツがある。休憩のたびにガブガブ飲ませると、またトイレが近くなるし、車酔いの原因にもなる。少量ずつ、こまめにあげる。私が使ってるのは「ペットウォーターボトル」っていう商品で、ボトルの先端がお皿みたいになってて、押すと水が出てくるやつ。これなら車内でこぼす心配もないし、外でもサッと飲ませられる。

長距離移動の前日は、いつもより長めに散歩しておくのもポイント。体力を使わせておくと、車内で比較的おとなしくしてくれる。当日の朝も、出発前に30分くらい遊んであげると、車に乗ったあと疲れて寝てくれたりする。寝てくれたらこっちのもん。

目的地に着いてからも油断できない。長時間車に乗ってた犬は、降りた瞬間にテンション爆上がりになる。リードをしっかり持ってないと、駐車場で走り出しちゃったりするから危ない。マロは宿の駐車場で興奮しすぎて、他の車の間を走り回ろうとして、マジで心臓止まるかと思った。

音楽の音量も気をつけた方がいい。犬の聴覚は人間の4倍敏感だから、私たちが普通だと思う音量でも、犬にはうるさく感じてストレスになる。静かな音楽を小さめに流すか、いっそ無音の方が落ち着く子もいる。マロは車のエンジン音だけで十分みたい。

結局、あの初めての旅行は散々だったけど、2回目はだいぶマシになった。3回目にはもうマロも慣れて、車に乗るのを楽しみにするようになった。今では助手席の窓から顔出して、風に当たってるマロを見るのが私の幸せ。

準備と知識があれば、ペットとの車旅はすごく楽しい。でも最初は失敗するもんだと思っておいた方が気が楽かも。

組織名:株式会社スタジオくまかけ / 執筆者名:UETSUJI TOSHIYUKI

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