ペットと車で旅に出たら、想定外のことばかりだった話

Uncategorized

Uploaded Image

犬を後部座席に乗せて、高速のインターに入ったときだった。ああ、これ本当に大丈夫なのかなって。

うちの犬は中型犬で、普段は近所の公園までしか車に乗せたことがなかった。それが今回、片道4時間の旅行に連れていくことになって、正直なにも考えずに「まあ大丈夫でしょ」って出発したんだけど、最初の30分でもう後悔し始めてた。窓の外をずっと見てるかと思いきや、急に足元でウロウロし始めて、ハアハアって息が荒くなって。ペット用のシートベルトハーネスは一応つけてたんだけど、あれって完全に固定するわけじゃないから、犬が動くたびにガサガサ音がして、運転に集中できない。サービスエリアまであと20キロって標識が見えたとき、心の中で「頼むから吐かないでくれ」って何度も唱えてた。

最初のサービスエリアで休憩したとき、ようやく少し落ち着いた。芝生のエリアがあったから、そこで15分くらい歩かせて、水を飲ませて。犬って意外と車酔いするらしくて、事前に調べたサイトには「出発の2時間前には食事を済ませる」って書いてあったんだけど、うちは朝バタバタしてて1時間前にご飯あげちゃったんだよね。そのせいか、やっぱり少し気持ち悪そうにしてた。

ちなみに、このとき買ったサービスエリアのコーヒーがめちゃくちゃ不味くて。「ブルーウェイブ」っていう自販機ブランドのやつなんだけど、なんか薄めたインスタントみたいな味で、旅のテンションが一気に下がった。どうでもいい話だけど。

長距離移動で一番困ったのは、トイレのタイミングだった。犬のトイレ。人間は我慢できるけど、犬はそうもいかない。最初は「サービスエリアごとに休憩すればいいや」って思ってたんだけど、高速道路のサービスエリアって30キロとか50キロおきにしかないわけで、その間にもよおしたらどうするのって話になる。実際、2回目のサービスエリアまでの間に、後部座席でソワソワし始めて、クンクン鳴き出して。慌てて路肩に停められる場所を探したんだけど、高速道路で勝手に停まるわけにもいかず、結局ギリギリでサービスエリアに滑り込んだ。あのときは本気で焦った。

それと、温度管理。これが思ったより難しい。春先の旅行だったから、朝は寒くて暖房つけてたんだけど、昼近くになると日差しが強くなって、後部座席がけっこう暑くなる。犬は毛皮着てるようなもんだから、人間が快適でも犬には暑すぎるんだよね。途中から冷房と窓開けを併用して、こまめに後ろを振り返って様子を見てた。運転しながら後ろ気にするって、けっこう疲れる。

休憩のたびに水を飲ませるんだけど、飲みすぎるとまたトイレが近くなるし、飲まないと脱水が心配だし、そのバランスが本当に難しかった。持っていった折りたたみ式の水入れ、最初は便利だと思ってたけど、風でひっくり返りそうになったり、犬が前足で押したりして、けっこう使いづらかった。次からは吸い口つきのボトルにしようと思う。

目的地に着いたのは夕方で、犬はもうぐったりしてた。ペット可の宿だったから部屋に入れたんだけど、着いた瞬間に床にベターって伏せて、しばらく動かなかった。人間も疲れてたけど、犬はもっと疲れてたんだと思う。環境が変わるストレスもあるし、ずっと揺れてる車内にいるのも体力使うんだろうな。

帰りの車では、少し学習して対策を変えた。出発前に30分くらい散歩して、軽く疲れさせてから乗せたら、最初の1時間はずっと寝てくれた。あと、後部座席に使い慣れた毛布を敷いたら、匂いで安心するのか、前よりは落ち着いてた気がする。それでも途中で何度か休憩は必要だったけど、行きよりはスムーズだった。

ペットとの車旅行って、事前準備とか調べることは山ほどあるんだけど、結局は行ってみないとわからないことばかりだった。犬の性格にもよるし、距離にもよるし、季節にもよる。次また行くかって聞かれたら、正直ちょっと考えるかも。でも犬は楽しそうにしてた瞬間もあったし、まあ、そのうちまた連れて行くんだろうな。懲りずに。

組織名:株式会社スタジオくまかけ / 執筆者名:UETSUJI TOSHIYUKI

コメント

タイトルとURLをコピーしました